カラートリートメントについて
こんにちは！katsuです。
最近のブログではヘアカラーに関する内容が多かったので、もう１つ書きたいと思います。
以前のブログでも書きましたが、髪を染める方法は今のところ、
●ブリーチ剤・・・髪の色素を脱色して明るくする。
●ヘアカラー剤・・・ブリーチ剤で脱色しながら同時に染料で染めていく。
●ヘアマニキュア・・・爪のマニキュアと同じように髪の表面に染料がつく。
●ヘナ・・・天然の草で染めていく。化学薬品や染料が混ざっているものもある。
●カラーバター・・・マニキュアと同じように髪の表面に着く。塩基性カラーやHC染料で作られている。
に分かれてると書きましたが、１つ見落としていたので付け足しです。
それがタイトルにあるように カラートリートメント です。
大きなカテゴリーでいうと カラーバター に含めなくもないのですが、大きなシェアを持っているので
やはり分けるべきなんでしょうね。
どういうものかと言いますと、市販のトリートメントのようにお風呂場で髪につけ、ある程度の時間を置くと
白髪や明るい髪に色がつく。売られているものですと DHC Q10 カラートリートメント や
レフィーネ ヘッドスパカラートリートメント や 利尻ヘアカラートリートメントなどがそうです。
まず前提として、katsu的にはカラートリートメントについて 肯定も否定もしません。
ただ、正しく理解をして使っていただきたいということです。
では、どういった方が カラートリートメント を使った方がいいのか。 katsu的な主観ですが、
まず１は、ヘアカラーでアレルギーが出てしまった方 です。
ヘアカラーでアレルギーが出てしまった方はヘアカラーで染めることはできません。マニキュアかカラーバター
やカラートリートメント、ヘナ で染めることになります。 主に白髪染めをしていてアレルギーが出てしまっ
た方が気になるのは根元の白髪。この根元からの白髪を目立たなくするのには、マニキュアだと地肌にも色が
つくリスクがある。ヘナだと色味が限られている。 ので選択肢はカラーバターかカラートリートメントとなってきます。
ここでカラーバターとカラートリートメントの違いですが、基本的には両者とも
2001年4月に実施された化粧品規制緩和によって使用できるようになった染料であり、「半永久染毛剤」という
化粧品に分類されている 塩基性染料 と HC染料 がベースとなっており、
カラーバターにはより発色を強めるため、マニキュアの染料に使われる タール色素という合成着色料が
混合されており、カラートリートメントには 4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール という
ヘアカラーの酸化染料に似た構造の繊維などに使用される染料の１種が入っています。
なのでカラーバターは鮮やかな発色をさせるのに向いていて、カラートリートメントは暗く染めたり、濃い色
に向いているという特徴があります。
なので、ヘアカラーでアレルギーが出てしまった方にはカラートリートメントが現実的な染め方です。
そして２は 地毛が明るいが白髪が多い方 です。 ヘアカラーで染めると白髪を目立たなくさせるのには
ある程度暗くする必要がありますが、その際に地毛の明るさよりも暗くなる方はカラートリートメントで
地毛くらいの色で染めるといいのではないでしょうか。 個人差がありますので相談していただければ
アドバイスができると思います。
他にも使った方がいい！というパターンはありそうですが今はこれくらいで。
逆に、1番お伝えしたいのは、「痛まないんならやってみよう！」とか、「とりあえずの美容院のつなぎで」
みたいに気軽にやっちゃうことをしないで欲しい！！ってことです。
メインの染料である塩基性染料やHC染料は、髪の内部には入らずに、表面に付着し発色します。
なので染まりは当然ヘアカラーよりも薄くなります。カラートリートメントは繰り返すごとに色がついていきます
って宣伝文句で売られているので、白髪が染まる頃には、髪の表面は 塩基性染料やHC染料、その他のもので
コーティングされまくってるわけです。 こんな状態の髪の毛に綺麗にパーマや縮毛矯正もかかりませんし、
ましてやヘアカラーへの移行や色味のチェンジはまず無事にはすみません。
「痛まない」とか「気軽に」といって売られていますがそんな簡単なことではないです。
必ずリスクがあります。なので、アレルギーが出てしまった方などが、やむを得ず使うカラーだと思います。
髪の毛、デザイン、色味から作る印象の操作、そういったヘアスタイルにおける可能性を縮めることにも
なりかねないので、カラートリートメントは自宅でポチッとする前に相談してください。
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