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2017-03-12

[弱酸性の縮毛矯正] について。

こんにちは!katsuです。

この週末はたくさんのお客様にお越しいただきありがとうございました!

また、ご予約をお断りせざるを得なかったり、お電話に出れなかった方など申し訳ありません!!

Milleは夫婦2人でやってる美容室ですので、ご予約は週末から埋まりがちです。

早めのご予約をお願いいたします。

 

そんな週末の営業中に相談に来られたお客様。

定期的に縮毛矯正をされているのだそうですが、前回(去年の11月)の矯正を 「弱酸性」 の

縮毛矯正でされたそうです。

ご相談内容は、その際に出たダメージをどうにかしたい。 ということと、 今まで白髪染めで暗くしていたが、明るく染めたい。

という2点でした。

今日は「弱酸性の縮毛矯正で出たダメージ」 についてあまり一般の方は知らないことがあるので

それを美容師としてお伝えしたいと思います。

まず、大前提として、「弱酸性だから痛まない」 は 違います。

縮毛矯正やパーマなど、髪の毛のシスチン結合を切り、またつなぎ直すことで形を変える。

という技術において、痛まない はあり得ません。大なり小なりダメージは必ず出ます。

「弱酸性」の縮毛矯正とそうでない縮毛矯正の違いは、薬剤に アルカリ が入っているかの違いです。

そして一般の方は アルカリ は悪い 弱酸性 は良い  というイメージに囚われていますが、

必ずしもすべてにおいてそうではない というのがkatsuの考えです。

縮毛矯正においてアルカリの役目とは、髪の毛のシスチン結合を切る 還元剤 の働きを助ける環境を作る

ということがあります。

弱酸性の還元剤は、髪の毛への浸透は早く、内部まで届きますが、肝心のシスチン結合を切る力は弱いです。

なので弱酸性の縮毛矯正をして、癖が伸びなかった というのがよくあることです。

そして、もともとシスチン結合を切る力が弱い弱酸性の還元力を補うのが、

美容師の腕 です。

縮毛矯正においては、弱い還元力を補うために、高温でのアイロン処理や、アイロンでの水抜き

というとてもハイリスクな技術を使わなければなりません。

これが一歩間違うととんでもないダメージを生むことになるのです。

ご相談いただいたお客様も、ハイダメージを負ってしまったが故に指も通らない痛みが、

髪の中間から起きてしまっていました。

弱酸性の縮毛矯正はとても難しく、また不安定なものだとkatsuは捉えています。

以前のブログでも書いた「カラートリートメント」のように、

選択肢がなく、必要に迫られた方のみが、信頼できる美容師さんに完全に委ねて行うものだと思います。

 

ある側面を見れば弱酸性の縮毛矯正というのは可能性の広がる技術ではあります。

が、決して万能ではない ということは 知っておいていただきたいです。

 

 

 

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